【株式市場】最近の「乱高下」を垣間見て、投資に対するあり方を再確認する機会となりました。

株価の「暴落」に一時大騒ぎとなる

先週末から週明けにかけて、株式市場では株価の急落があり「大暴落!」「ブラックマンデーの再来か?」と大騒ぎになりました。

(以下、出典:SBI証券より)

エコノミスト等の方々のコメントの中には、「今年からNISAで始めたばかりの初心者投資家には、メンタル的ダメージが大きいのでは?」と危惧する声もありました。

チャートで長期的にみると冷静になれるかもしれない

あれだけ上げてきていた日経平均もストン!と下がっていました。6カ月チャートでみると、地中深くに杭を打つような形です。確かに、これをみるとびっくりしそうですね。

一年のチャートでみると、2023年度にもこのあたりの時期があったんだなと解ります。

さらに、5年チャートをみてみると、そんなに大きな下げでもない気もしてきます。

さらに10年チャートをみてみると、うん、そんなでもないかな?という気がしてきます。

あくまで楽観的なチャートの見方ですが、こうして長期的にみてみると、少し落ち着くのではないでしょうか。

株式投資におけるベテラン勢の方々からは「相場が上がり下がりするものだから」「一喜一憂せず冷静に」「自分の投資スタイルを守ろう」、という声が散見されます。有難いアドバイスだなと改めて思いました。

投資を始めてからも「こんな時はどうするか?」と考えていた自分自身の投資方針を基にしつつ、でも臨機応変に良い考え方やスタイルは取り入れ、慌てず焦らず、学びを活かしながら継続していきたいですね。

「暴落」は一時的だったのか?今後はどうなるのか?

出典:finbizより

米国株式市場も、上記のようにマップが真っ赤に染まっていました。(赤はマイナスを表示)

しかし、翌日には株価が下がったのを機に買い入れられ、だいぶグリーンになりました。(グリーンはプラスの表示)。

前日の市場よりも上がったか下がったかだけでは判断は難しいですが、こうし売買が機能している状態は、市場としてはまだ大丈夫かな?とも考えられるのではないかという、(あくまで現時点での短期的にではありますが)個人的には楽観的な見方をしています。

為替市場も下がっていたが、戻りつつある過程?

出典:SBI証券

さて、為替においても、一時141円台に。(この記事を書いている現時点では、米ドルは147円台になっています。)

株式市場においても為替市場においても、「下落待ち」をしていた立場である場合は、こうした急落時は「チャンス到来!」でもあったのです。

問題は、この先のこと。市場の動きは誰もが予測不可能とは云われてはいますが、「だからこそ、気になる」のが人間心理なのだと思います。

この後どんどん下がったり、またストン!と下がったりするのか?そしてそれが続きそうなのか? それとも、健全に上下を繰り返しながら成長していくのか?といったことが気になる訳です。

しかしながら、市場が確実にどうなるとは誰も予測ができないものですし、人によっても立場によっても、見解は異なるのです。

自分自身がどのような考え方とあり方で投資を行うか?が肝心だと改めて考えさせられましたし、見直しの良い機会にもなりました。

一喜一憂せず、日々穏やかに過ごしつつ投資するには?

さて、相場に一喜一憂せず、日々穏やかに過ごしんがら投資をする方法はあるのでしょうか?

そんな問いに答えてくれているひとつが、「ほったらかし投資術」です。

ひとそれぞれの投資への動機・考え方・スタイルがあると思いますが、個人的には「ほったらかし投資術」にて指南されているようなインデックス・ファンドによる投資信託での積立投資は、株式投資での資産形成の「基礎」を築くものと捉えています。

勿論、投資信託も値動きはあり上下はしますが、この基礎があることで、個別株への投資も比較的安心感をもって行えている面があります。

資産形成に掛ける手間とコストを節約して、『人生をよくすること!』にこそ時間とエネルギーを使いたい (「ほったらかし投資術」まえがき より引用)

(余談とはなりますが、故・山崎元氏の「経済評論家の父から息子への手紙 お金と人生と幸せについて」も、涙ながらに拝読しました。)

今後市場の動きがどうあるとも、悲観も楽観しすぎずにバランスよくご機嫌でありましょう。

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